一緒に働きたい人、働きたくない人

社会人7年くらい経ち、仕事をする上で、こういう人と一緒に働きたい(働きたくない)、というのができたので、言語化してみます。

①仕事を楽しめる

人生の大半は、仕事をして過ごすことになります。どうせやるなら、楽しくやりたい。

僕自身、就職活動をする上で、軸としていたのが、「楽しく」「成長できる」というもの。もともとは教育畑(大学教授や塾講師など)に身を置く人生をイメージしていましたが、これらの大好きな選択肢を辞めてまで働くことに決めたので、楽しくないと割に合いません。一緒に働く人は、仕事を好きな人たちが良いです。

逆に、「やりがいよりもお金が大切」「仕事が好きでなく、土日が待ち遠しい」みたいな人は、合わないかもしれません。

②視座が高い

人生はどこを目指すかで、ほぼ決まります。目指す以上のことはたいてい実現できないし、高い目標を掲げ、本気で向き合い続ければ、大抵のことは実現できるでしょう。

僕が人生かけて成し遂げたいことは、「目の前の人を幸せにする」と「世の中にインパクトあることをする」を両立することです。塾講師をやっていた時の原体験から、目の前の人を幸せにしたり、人生の選択肢や機会を与えられることにとてつもなく喜びを感じました。また、人生1度きりなので、歴史に残る結果を残したいという思いから、学生時代はノーベル賞・フィールズ賞を取りたいと強く思っていました。

どうせやるなら、インパクトでかいことをやりたい。ちょっとすごい会社ではなく、歴史に残るような会社やブランドを、人生かけて創りたい。一緒に働く人は、歴史に残るような成果を一緒に目指せる視座の高い人が良いです。

逆に、「並の成果で満足する」「本質的な成果よりも、長時間働いたことを評価して欲しい」みたいな人は、合わないかもしれません。

③率直

僕の強みは、やると決めたことへの「コミット力」です。一方で、弱みは、コミットするとつい「周りがみえなくなること」です。そんな僕が、弱みを目立たなくし、強みを発揮し続けるためには、率直なフィードバックが不可欠です。

歴史に残るような会社を創るには、自分もチームのみんなも、強みを最大化できるフォーメーションでやりたいです。また、意思決定のスピード早く、役職や上下関係などを良い意味で意識せず、互いに率直なフィードバックをしあえるようなチームでありたいです。また、僕が言う「率直さ」は、下記を前提としており、下記を満たさない率直さは好きではありません。

===========================================================

●「相手を助けようという気持ち」でフィードバックする
 →相手のことを思い、「前向き」で「建設的」なフィードバックをする
「行動変化を促す」ためにフィードバックをする
 →指摘をするだけでなく、「アクションの提案」までできると良い
フィードバック受ける側は「感謝」する
 →人は、耳の痛いフィードバックをされると、自己弁護や言い訳をしたくなる。そうではなく、真摯に耳を傾け、フィードバックをもらったことに感謝する
フィードバックを受け取ったら「取捨選択をする」
 →全てに真摯に耳を傾け検討はするが、全てに従う必要はない。これは、フィードバックする側もされる側も理解しておく
===========================================================

あくまで、目指している方向は皆同じ(そういう人を採用しています)です。率直フィードバックは、その人自身を責めているのではなく、全ては「コト」に対するものなので、受け取る側はショックを受けず(心で受け止めず頭で理解をし)、客観的事象として理解して組織・チーム・自分の行動をより良くするために率直さを体現したいです。一緒に働く人は、「建設的」に、事業や組織をより良くするために率直に言い合える人が良いです。なお、この考え方は、NetflixのNO RULESという本を参考にしています。おすすめの本なので、ぜひ読んでもらえると嬉しいです。

逆に、「影で(建設的でない)愚痴を言うのが好き」みたいな人は、合わないし一緒に働きたくないです。

④他責にしない

これは、ビジネスマンとしての基礎スキルとも言えます。これは、「他責な発言をしない」のは当然のこと、「心の底でも他責にせず真摯に受け止める素直さ」を大切にしたいです。

僕は、社会人になる前にインターン先で、「先輩が言う通りに実行して怒られた」経験があります。当時、それを口には出さないようにしていましたが、心のなかで先輩のせいにしている自分がいました。これは猛省すべきことです。人のせいにしている時点で、「自分の頭で考え、これが良いと決断できていなかった」ことの現れです。「7つの習慣でいう主体性」「関心の輪ではなく影響の輪を大きくする」「できない理由を言うのではなく、ポジティブにできる方法を考える」「課題のない組織はない、主体的に解決する」「文化は競争力。皆のポジティブで主体的な発言が大切」というのを僕は大切にしたいです。一緒に働く人は、会社で起きていることを自分ごと化し、ポジティブで主体的に解決に向き合える人が良いです。

逆に、「自己防衛のために、すぐ人や環境のせいにしてしまう」「人生の大きな決断を自分でしない」みたいな人は、合わないかもしれません。

⑤人としての当たり前レベルが高い

ビジネスで成果を出すことは、簡単なことではありません。簡単なことすらできない人が、ビジネスで成果を出せるのか、と思ってしまいます。

「定量の成果」は、どんなに優秀な人であっても、どうしても波があるものです。一方で、「定性で常に100点を取る」というのは、市場環境などによらずに常に目指すことができるので、大切にしたいし、そういう心構えでいる人を評価したいです。具体的には、時間厳守・体調管理・他者への想像力などです。

時間は、何よりも大切です。人の貴重なお時間をいただくので、朝の始業は定時(10時)ピッタリから始めたいですし、MTGなどに遅れることで貴重なお時間を奪うことになります。

体調管理は、心身ともに健康であることを大切にしたいです。プロスポーツ選手が体調管理をするように、プロのビジネスマンとして、心身の健康を努力して身につけるという価値観でありたいです。身体の健康は、「身体を冷やさない」「手洗いうがい」「水分をまめに取る」「よく眠る」「バランスの良い食事」などにより、概ね良好に保つことができます。心の健康は、「よく眠る」「人と話す」「紙に書き出す」など、対策は人により異なるので、各自自分に合うものを見つけてもらいたいと思っています。

他者への想像力は、「感謝をする」「振り返りをする」「一緒に働く人が気持ちよく働けるように努める」「取引先やお客様の立場に立って考える」など、様々な場面で活かせます。「人を動かすという本」も他者への想像力を育む上でとても参考になりました。

一緒に働く人は、ビジネスマンである以前に、人として立派で尊敬できる人が良いです。

逆に、「人としてルーズすぎる」「仕事はできるがプライベートが尊敬できない」みたいな人は、合わないかもしれません。


こういう人と一緒に働きたい(働きたくない)というのを、僭越ながら書かせていただきました。僕自身、全てを完璧に体現できているかと言われると、そんなことはありません。未熟な部分もありますが、一緒に働く人は、同じような価値観を持ち、一緒に高めあっていきたいです。また、価値観が異なる人を否定するつもりも全くありません。あくまで、一緒に働く人はこういう人でありたい、という個人の見解です。

この文章を読んで、違和感を感じず、高揚を覚えるような人と一緒に働けると心から嬉しく思います。逆に、ちょっと違うかもと違和感を感じるのであれば、合わないかもしれません。

田村俊太郎のOwnd

『Well-Beingの輪を広げていく』『Best Workstyle for Best Performance』『生きるをもっとポジティブに』

0コメント

  • 1000 / 1000